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【レビュー】お金は寝かせて増やしなさい

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こんにちは、なっちです🐣

今回は、投資信託の出口戦略について読んだ本から学んだこと、考えたことを皆さんに共有したいと思います。よろしくおねがいします!

 

🌹目次

 

 

読んだ本について

投資信託について勉強しようと思い、本屋さんで色々眺めていたところ、よくTwitterのタイムラインで見る本がありまだ読んだことがなかったので読んでみようと思いました。

その本は水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』です。

 

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい

  • 作者:水瀬ケンイチ
  • 発売日: 2017/12/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

漫画がついているのでこれから株式投資投資信託を始めようという方にも理解しやすく、投資に慣れてきた方にもオススメな盛り沢山の内容となっています。積立NISAでインデックスファンドを購入されている方は一度は読んでおくべき本だと思います。

 

この本の中で一番興味深いのは投資信託の出口戦略について詳しく記述があるところです。買い方やおすすめの投資信託やインデックスファンドが書いてある本はたくさんありありますが、どうやって終えるか、について書いてある本は少ない気がします。私は見たことがないです。記憶にないだけかもしれませんが…

 

その理由としてはまだ日本での投資信託の歴史が浅く、出口戦略を考えるほど高齢に達していないからだと考えられます。安定したリターンが見込める投資信託が登場したのは2000年ごろで、まだ20年しか経過していません。現在、積み立てをしている方でリタイヤの年齢にある方はごく少数な気がします。Twitter界隈を見ても同じ感覚です。

 

リーマンショック東日本大震災を経験してきた筆者だからこそ説得力があります。投資信託を積み立てていく上で、現在のような暴落は高確率で起こりうるものです。証券口座を見るたびに減っていく…そんな恐怖に耐えきれず積み立ててきた投資信託を売却してしまう人も少なからずいるでしょう。初心者ならなおさらです。そんな時になぜ積み立てるのか、しっかり理解し直すためにこの本を読むのをお勧めします。

 

信託報酬の目安

手数料、つまり信託報酬が安い方がいい、ということは分かっているけれどいくらなら安くていくらなら高いの?と思ったことないですか?私はあります。本筋の出口戦略からは話が外れてしまいますが、すごく大事なこと、知っておくべきことだと思うので言及させていただきます。

お金は寝かせて増やしなさい』では次のような信託報酬を目安とすることを推奨しています。

 

国内株式クラス;年率0.1%台

先進国株式クラス;年率0.2%台

新興国株式クラス;年率0.3%台

 

 

自分が積み立てている投資信託の信託報酬と比較してみてください。もし、この目安より大幅に高くなっているのなら売却して別の投資信託に乗り換えるのもアリだと思います。

まあ、積立NISAで選べる銘柄は国が選んだもののみなのでべらぼうに高い信託報酬のものはないと思います。それでも信託報酬を確認する癖はつけておいた方が良さそうです。

 

 

出口戦略

遂に来ました、本題です。以前、ブログでも書かせていただきましたが積み立てて、その先どうすればいいの?問題です。

 

stock-medic.hatenablog.com

水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』の中で同じ内容について触れてあったので、それに追加して自分でも考えてみました。

 

①リアロケーション(資産配分比率の変更)

株式比率を減らし、債権比率を高めることで守りの資産配分へと変更します。一般的に年齢を重ねるごとにリスク許容度は下がります。「100-(年齢)=株式の割合」という式がよく使われます。債権比率を高めて、リスクを減らすかわりにリターンも減らします。

定年間際でリスクを大きく取る必要性はありませんよね?資産を増やすことから資産を維持することへの目的のシフトチェンジとも言えます。命には限りがありますから、いくら人生100年時代といえども攻め続ける必要はないのです。

 

このリアロケーションで重要なのは定期的に行うということです。年1回の資産配分とは別に自分のステージに合わせた(リスク許容度に合わせた)資産配分比率を変更します。5年に1回くらいでいいんじゃないかな〜とズボラな私は考えております。

今回のコロナショックなど下げ相場の度に「株式比率を高めすぎたかな?」と配分比率の変更をするのではなく、機械的に自分の決めた周期ごとに比率を変えなくてはなりません。

 

②定率で取り崩す

投資信託を積み立てるときは皆さん定額で毎月積み立てていると思います。そうすることで、基準価額が高いときは少数、基準価額が低いときは多数の口数を購入することができ、ドル・コスト平均法の恩恵を享受できます。これこそが積み立てのメリットです。

逆に売却の時はどうでしょうか?毎月、定額で売却して取り崩していくと基準価額が高い時に少数、基準価額が低い時に多数の口数を売却することになり、利益を最大化することができなくなってしまいます。なので定率で取り崩すことが望ましいです。『ウォール街のランダムウォーカー』では保有資産の4%取り崩しを推奨しています。

 

定率で取り崩すと毎月の売却額が変動するので生活費にする場合、予想が立たないというデメリットがあります。しかし取り崩しながら運用する場合、定率法が一番大事な資産を守りながら現金化できます。安定したファンドであれば大体の売却額は分かる(計算できる)と思うのでそこまでデメリットに感じることはないような気がします。

 

また、取り崩しの頻度は月1でなくても良いのです。基準価額が高い時にまとめて1年分の生活費だけ売却するのもアリです。これなら基準価額が低い時に売ってしまった〜!!なんて焦ることが無くなります。

 

③必要な時に必要な分だけ売却

一番これがシンプルで合理的かもしれません。お金が必要になった時に必要な分だけ売却して現金化する方法です。何のために積み立ててきたかというと使うためではないでしょうか?

 

 

最後に

やっぱり本はいいですね。自分が知らなかったことを教えてくれるし、さらに自分ならどうするか、と思考を深めるきっかけにもなります。

最近、読んだ本について学んだことや考えたことをiPadでまとめるようにしました。

 

 

より頭の中に学んだことが残るようになった気がします。

 

おすすめの本があったら教えてください!

 

 *・゜゚・*:.。.。:*・オススメの記事 ・*:。.。.:*・゜゚・*

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 \読んでいただきありがとうございました💐/